2012.06.08/歯の健康
☆噛むって大切☆

   みなさんは小さかった頃、母親などから『ゆっくりかんでご飯を食べなさい。』といわれた事はありませんか?私も昔よく言われて面倒くさいなぁと思っていましたが‥‥。

 では、なぜしっかりかむことが必要なのでしょうか

食べ物をかむことによって出てきた唾液は食べ物を消化されるのに使われます。唾液は消化の手助けをするだけではなく、唾液の中に含まれるカルシウムという成分は、できはじめの初期の虫歯を修復するということが科学的にわかっています。

しかし、唾液でできはじめの虫歯が修復するからといって歯みがきをおこたると、虫歯をつくってしまいますのでしっかり歯みがきをして汚れを取り除くことも大切です。

 しかし歯並びが悪い人は、一生懸命歯みがきしても歯と歯が重なっている部分に磨き残しをしてしまうことが多く、歯周病や虫歯のリスクが高くなることと、食べ物をしっかりかみ切ることが難しいので、矯正治療をした方が歯にとってプラスになることが多いと思われます。

当院のスタッフのJさんは食事の時、ひと口を30回近くかんで食べています。

Jさんはしっかりかむことと、ていねいな歯みがきにより、虫歯もなくきれいな歯をしています。

 以前、8020(80歳で20本の歯を保とう)という歯科医師会で行っている運動で表彰されたご夫婦も1時間程の時間をかけて、しっかりかんでお食事されているそうです。

 歳をとってしまうと虫歯以外に歯周病で歯がだめになってしまうことが多いので、きれいな歯並びを保ち、歯周病や虫歯のリスクを減らしながら、毎日の歯みがきや定期的な歯科検診を行い、食事の際はゆっくりよくかんで食べることが大切です。

これらを行うことにより、歯や歯を支えている骨や膜も強くなるので、歯周病予防につながり口の中の健康を守れることと思います。

そうすれば歯の寿命が長くなること間違いなしですね!