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成長が多く残っていて骨格のバランスに問題のある反対咬合の治療例

 上下のあごは思春期成長期に大きく変化をします。そこで骨格に問題がある不正咬合の場合には思春期の成長変化が起こる前から治療を始めた方が骨格の変化を良い軌道に乗せることができる可能性が高くなります。
一般に思春期成長のピークは女子で小学校高学年、男子で中学生時代に起こります。このピークの前に機能的な問題や永久歯の場所の問題を可能な限り少なくしておいて思春期成長の旺盛な時期にはあごのバランスの改善を行います。
全ての歯の位置関係の改善は成長変化量が少なくなってから行います。
7歳から治療を始めた骨格に問題のあった反対咬合の男子の治療例をお見せします。あごのバランスに問題がある場合の基本的な流れがわかると思います。

 

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反対に噛んでいる前歯の位置とあごのバランスの改善から治療をスタートします。以前はチンキャップという下あごの成長を押さえる器具を用いることが多かったのですが、あごの関節に負担が加わるためにあごの関節に障害が生じることがあるのと、治療結果が不確実であることから、最近は使用されることがほとんどなくなりました。今は下に示す上あごを前に引く器具を家庭にいる間使用します。

 

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毎年横顔のレントゲン写真を撮ってあごの成長変化を確認し、まだあごのバランスの改善が不十分なときは変化の大きい時にあごのバランスの改善を目指します。 この患者さんは10歳のとき、そして14歳の時、合わせて3回上のあごを前に引きました。そして永久歯が揃うのを待つわけです。

15歳、成長変化が少なくなった状態です。
 

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ここで永久歯の噛み合わせの改善方法を検討して永久歯全体の改善に入ります。この患者さんは小臼歯を4本抜歯してブラケット治療に入りました。

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治療後、17歳の状態です。
 

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骨格に問題のある男子の反対咬合では、男性の成長変化が高校生まで続くため、どうしても治療期間は長くなってしまいます。女子の場合には中学生になると変化量が少なくなるので男子に比べて治療期間は短くて済みます。

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